II. 一般財形や銀行などの積立で作る
教育資金は、
必ず学資保険で作らなければ
ならない…ということは決してありません!
たとえば、現在0歳の子供がいて、
教育資金の目標額が300万円で、
それを高校入学までにある程度貯めておきたい
なら、こんな貯め方もできるでしょう。
・(月1.7万円×12ヶ月)×15年=306万円
・(月5000円×12カ月+ボーナス時7万円×2回)×15年=300万円
・(ボーナス時10万円×2回)×15年=300万円
元本のみの計算で、利率は考慮しなくても、
チリも積もれば何とやらで、けっこう貯まりますね!
積み立てで気をつけなくてはならないのは、
教育資金とはっきり意識してためることです。
住宅ローンの返済や、生活費に使ってしまったということが
ないように確実にためるには、
決まった口座から自動的に
引き落とされるようにしてはいかがでしょう。
そういう観点から見ると、積立に向く商品には、
次のようなものがあげられます。
●一般財形
会社に財形貯蓄(ザイケイチョチク)があれば、
それを利用するのがお勧めです。
給与天引きなので確実にためられます。
(さらに、国の助成制度を導入している会社なら
教育資金用に50万円以上引き出した場合に給付金が
支給されていた…のですが、2007年3月末に廃止されました)
また、本人またはその親族が
教育を受けるために必要な資金(受験料、入学金、
授業料など入学当初に必要な費用)の融資を
受けられるというメリットもあります。
融資額は、財形貯蓄残高の5倍までで、最高450万円です。
金利は固定。償還期間は10年ですが、
元金を4年間据え置くことができます。
●銀行の自動積立定期
普通預金口座から毎月一定額を積み立てます。
積み立て日を給料日などに設定しておけば、確実に貯められます。
スーパー定期か期日指定定期で、
積立額は1万円以上1万円単位のところが多いです。
●郵便局のオート定期
通常貯金から毎月自動的に積み立てます。
積立額は1000円以上1000円単位。
ボーナス月に積立額を割増設定することが可能です。
教育資金の準備に適しているのは、これだけではありません。
「インフレに対応した商品」も非常に大切です!